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この本が出版されていることは前から知っていました。 しかし、近くにあっただけに元彌本のような「タレント本」かな、と勝手に判断して全然手にも取らないで過ごしてきました。しかし、先日地元の市立図書館に行って「芸術」の棚を見ていたら置いてあり、借りて読んで、早く読んでおかなかったことを後悔しました。 内容は「狂言と顔」「狂言と装束」「狂言と学」などなど、狂言に絡めたテーマを挙げての野村萬斎師のエッセイ集です。字が大きい上に1テーマが3ページずつとあまり多くないので読みやすいのと、テーマに関係した萬斎師の写真が多くてステキです。 また萬斎師が主催してらっしゃる「ござる乃座」のパンフレットの文章を収録した「武司でござる」「萬斎でござる」というタイトルで採録されていて萬斎師の狂言の芸に対する姿勢もうかがえて、思ってたより何倍も良い本でした(^^) 一応書いておくと、「武司」は萬斎師の本名です。 …最近、狂言習いたい病にかかりつつある私にはある意味毒だな、こりゃ。 (2003/11/14) |
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