日本的紳士と同志社EVE能

日本の紳士

日本的紳士とは!?

先日、京都・金剛能楽堂の近くを通りかかったので、その時催されていた「同志社EVE能」を少し覗いてきました。その時撮影した、金剛能楽堂のお手洗いの表示の写真がこれです。「Gentlemen」とありますから、日本的紳士とは、かくあるべき、ということを示した表示かなと(違) 行くたびにニヤリとしてしまいます。

EVE能は同志社大学能楽部(観世会・金剛会・宝生会・狂言会)の合同自演会のようです。私が見れたのは時間の都合で観世会の能《絵馬》だけだったのですが、学生能って良いですね。地謡もワキも後見(主後見はさすがに井上裕久師でしたが)も学生でやって、「自分たちの能!」という熱気があるというか。

我が母校能楽部の自演会も、あと10日ほど。EVE能に比べると、規模は小さいですが、気持ちは負けずに頑張って欲しいです。大鼓と地謡で賛助出演する私も、盛り上げに一役買えれば、これ幸い。それにはまず、練習ですね。

Pocket
LINEで送る

柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

オススメの記事

5件のフィードバック

  1. 挿頭花 より:

    こんにちは。
    おおっ、能楽堂ならでは、ですね。
    これからマメにチェックしてみようっと。
    女性の方はどうなってるんでしょう?
    面をつけたシテ・・・だと、男性になっちゃうかも?(笑)

  2. ももたろ より:

    かなりハイセンスなお手洗いですね!
    日本的紳士とは、かくあるべきだと思っております(笑)
    挿頭花さんと同じく、女性の方はどうなっているのか気になります。
    …って、写真撮ってたら、少し(かなり?)怪しまれそうですが(笑)

  3. ★挿頭花さん
    現在の金剛能楽堂は、2003年に開館した関西では最も新しい能楽堂です。
    このセンスは今世紀ならではではないかと(笑)
    レディ=日本的淑女(笑)のほうは、袴を着て、
    両手を胸の前で合わせながら表紙を踏んでいるらしい姿です。
    やはり仕舞の姿らしき表示です。
    ★ももたろさん
    男の私が、女性用お手洗いの前で、写真を撮っているのは
    さすがに妖しいと思い、女性用の方は撮影できてません。
    残念ながら。
    男性用を撮るときも、周りも見回して隙を見て撮ったものです(笑)

  4. てっぺい より:

    Gentlemenのこの動きはサシでしょうか?それともサシコミビラキの・・・(汗)
    本当に当日はアホな後輩をよろしくお願いします(切実)

  5. はぅ、挿頭花さんへのコメントで「表紙」って書いてます…。
    「拍子」間違い。って表紙を踏んじゃいけません。
    …このブログ、管理人にもコメントの編集機能はないので
    このまま恥を曝しっぱなし(笑)
    ★てっぺい
    観世流でいうところの「サシコミ開キ」だと思うけれど、
    「サシ」かもしれない。
    私は「サシコミ」では、手をあまり高く上げないし。
    でも、金剛能楽堂だけに金剛流の型かと思われます(笑)