記事を読んだ時には仰天しました
昨日、知ったことなのですが、「能舞エヴァンゲリオン」というものがあるのだそうです。
正直、なんだそりゃ!と思いました。まず、リンク先の朝日新聞の記事をお読みください。
アニメの『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年から翌年にかけて放送されたTVアニメ。社会現象になったぐらいの大人気作品で、例に漏れず私も当時はまっておりました。今も時々使ってしまう「シンクロ」なんて言葉は『エヴァ』の影響でしょうね。
能舞エヴァンゲリオンを演じられたのはシテ方金春流の山井綱雄師。東京の方ですので、実際の舞台を拝見したことはないのですが、積極的な活動でいろいろと印象強い方です。しかし、これはありなのだろうか?
12月23日から『エヴァ』の製作会社であるガイナックスのホームページで、動画が公開されるそうです。ちょっと見てみたいような。どちらかというと、恐いもの見たさですけどね。
ブログ「駆け出し能楽師の奮闘記」を書いてらっしゃる中村昌弘師は地謡をお務めになったらしく、能舞エヴァンゲリオンに言及された記事がありました。これを読むと、新作ではなくて、《清経》《生田(生田敦盛)》《恋重荷》など現行曲の一部を繋げたもののようで、それほど突飛なものでもないようにも感じますが…。
でも、朝日新聞に載っている「初号機を模した面をつけ舞う山井綱雄」という写真を見ると、やっぱり違和感が…(苦笑)
能舞エヴァンゲリオン
柏木ゆげひさんのブログでものすごい記事を目にしました・・・。まだ試演のみで一般の上演はないみたいなのですが・・・・金春流の山井綱雄師のシテでこんな新作能(?)が・・・その名も・・・
能舞エヴァンゲリオン
だそうです・・・。ゆげひさんの記事やいろ
こんにちは。
エヴァに反応して、私のブログでも記事を書かせていただき、TBも送らせていただきました。
能とエヴァ・・・
コラボレーションなど想像もつかないですが・・・・。意外といけるのでしょうか?
でも面が・・・能面としても初号機にしても・・・(以下略)
びっくりして今見てきました!
衝撃的な写真です。
動画も見てみたい…(ゆげひさんと同じく怖いものみたさで(笑))
画像が小さくてよく分からなかったのですが、面はどのように作ったのかが個人的に気になります。。。
しかしながら、お能は個々の登場人物を演じるというよりも、ある人物やストーリーを用いて不変的な「こころ」を表現していると個人的には思っていますので、あえてエヴァンゲリオンとくっつける必要はあるのかな…とは思います^^;
でもこの発想を思いつく人は勇気があるというか…(笑)すごいですね。
アニメ属性高いので反応しました(^^;
「なんじゃこりゃ??」と思う反面、修羅物と言われれば、確かに納得(笑)
一発芸としてはアリなんじゃないでしょうか。
見た人が「なんだこれ?!」と言った瞬間、双方の目的は達せられたかと思います。
★みゆみゆさん
コメントとトラックバックありがとうございます。
やはり想像もつかないコラボレーションですよね。
「(以下略)」を略さないで、是非とも公開ください(笑)
★ももたろさん
さすがに面を気にされるあたり、能面を打たれる方ですよね。
「普遍的な『こころ』を表現」、本当に能や狂言ってそう思います。
『鵺』のような、人間の心を持った鬼なんて、
まさに、ももたろさんがおっしゃる通りでないかな、と思うのですが。
できるだけ好意的に受け止めようとしても、違和感が払拭しきれないのは
必要性がどうしても分からないためではないかと思います。
★しろさん
シンジくんの、あの内向的な性格は、確かに能との相性は悪くない気も
するんですけれど(笑) 一発芸なら、まあ受容できない範囲ではないです。
しかし、山本東次郎師の著書ではないですけれど、
「驚かせる」というのは能楽の表現形態ではない、と思うんですよ。
世阿弥が言ってる「珍しき」も、こういう意味とは違う気がするんですけど、
どうなんでしょう。
画像みてびっくりしました。
しかし、能も何でもありですね。
良いのか悪いのか…?
おもしろい!その一言に尽きます。能楽師の方って意外と考え方が柔軟よね。
★美歌さん
なんでもありですね。
まあ、良いんじゃないでしょうか。
こんなのばかり、でないなら。
★かつみ
確かに発想はとっても柔軟だよね。
山井綱雄師は、ロックバンドなんかもやってる方だし。
http://www.geocities.jp/yamaitsunao/