大阪城薪能、無念

大阪城薪能順延

薪能のために休みを取ったのに…

画像は昨日18時半ごろJR大阪環状線の某駅にて見つけたもの。関西の能の催しで、駅に掲示されるなんて、大阪城薪能ぐらいではないかと思います。読売新聞&読売テレビぐらい大きな企業が主催だと、こういうこともあるんですねぇ~。

というわけで、昨日催される予定だった大阪城薪能は、雨のため今日に順延されました。…しかし私は仕事で参れません。粟谷明生師&能夫師の能《八島》、茂山千作師・茂山忠三郎師・善竹忠一郎師と関西大蔵流の長老勢揃いの狂言《福の神》、そして《紅葉狩-鬼揃》。…楽しみにしてたんですけど、それだけに残念極まりありません。薪能に行くために昨日は休みを取ったのに。

ふと思ったのは薪能って雨の場合、ホールで代替上演されることがあるなぁ、ということです。でも、大阪城薪能は関西最大の薪能。1万人近い観客が詰め駆けます。1万人を収容できるホールってなかなかないですし…と、ほど近い「大阪城ホール」なら1万人収容できるやん、是非そこでの代替公演を! お願いしますよ、読売新聞さん!(笑)

…なんて無茶なことを思うのも、それだけ楽しみにしていたからです。

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柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

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8件のフィードバック

  1. みゆみゆ より:

    残念ですね・・・(>_<)
    せっかくその日のために休みをとったのに・・・。
    私も人のことは言えません。ものすごい雨女ですから・・・。
    来月の地元の御用邸薪能は晴れますように・・・
    (去年は小雨の中カッパを着て見たので・・・^^;)

  2. ろた より:

    行ってまいりました。
    日中はちょっと雨が振ってたりもしましたが、夕方からは良い天気になりました。「快晴」ではなくて、いーい感じに雲が出てる幽玄な空でした。
    鬼揃小書が、めちゃめちゃ効いてましたよ。
    舞台左手には青白くライトアップされた大阪城、その左にはビル郡。後ろは、初秋の緑。
    舞台前にはかがり火が4つあって、炎が燃え盛る後ろで、ゆったり舞う朱と金装束の「美女で鬼!」軍団。
    みやびやかでした。
    あれは中でやっちゃダメです(^_^;
    ちなみにそれは、どこにおいてあった看板ですか?

  3. 大阪城薪能の感想

    大阪城薪能に行ってまいりました。
    本来は13日の開催だったのですが、雨天順延で本日14日の開催となりました。
    正直言って、今日も日中は曇りがちで不安だったのですが、夕方からは良い天気になりました。「快晴」ではなくて、いーい感じに雲が出てる幽玄な空でした。

  4. BACKYARD より:

    ついてない女の薪能にならないように 昨日は遠慮したのですが、それでも雨。無理したら 今日でもいける私は ゆげひさんのこの記事で一念発起・・・行ってきました。それで力つきたので、プログにはおいおい。ぎりぎりで後ろの方だったので・・・どうしてみんな 演能の最中に立って うろうろうろうろ どこ行くのだろう 腰かがめても 十分じゃまなってるって ほとんど バカヤローと叫ぶ寸前状態でした。

  5. ★みゆみゆさん
    ホント残念でした。
    大阪城薪能が順延されたのに会ったのは、これが2度目。
    前回の時は暇でしたから「順延?そっか」って感じでしたが。
    まあ、人知の及ばない天候のことですから、
    仕方ないんですけれど。
    みゆみゆさんの方の薪能は、無事見れたら良いですね(^^)
    ★ろたさん
    14日も雨、なんて言われてましたけれど、
    なんだか良い天気になりましたね。羨ましいです。
    『紅葉狩-鬼揃』も楽しみだったんですが、
    返す返すも粟谷家の『八島』を見逃したのが残念です。
    ライトアップされた天守閣の背景っていいですよね。
    掲示のあった場所は、上の文章に書きました。
    (文章変更したんですけどね)
    ★BACKYARDさん
    「ついてない女の薪能」ってなんでしょうか?
    1万人近い人の来る薪能ですもん、普段能を見ない方のほうが
    大勢ですよね。薪能の場合、そういう部分は諦めるしかない
    と思っています。
    けれど…やっぱり前で生の役者が演じているのだから、
    遠慮もあってしかるべきだとは思いますけれどね。

  6. ami より:

    私も順延でだめかと思いましたが
    四時から仕事をさぼり
    15分遅れでどうにか辿り着きました
    脇正方面は結構空いていたので
    わりと近くで見られました
    私も喜多流の「八島」期待しておりました
    期待以上で・・・
    観世とは違った謡の美しさに感動いたしました
    逆に銕之丞さんはお加減が悪かったのでしょうか
    いつもの感じと違いました
    雨で順延されたり季節の変わり目で
    皆さん体調の管理も大変でしょうね
    会場も結構寒くて
    じっと拝見しているのも大変でした
    でも真夏にするより風情があってよかったかも
    ただ火入れ式の時には
    真夏と違って真っ暗でした
    八島の前に火入れ式をしても良かったかなって思いました

  7. 籐行 より:

    雨天順延・・・!
    チケットとお休みをとって楽しみにしておられた皆様は、本当に残念でしたね。
    今になって、時間に融通の利く学生時代の有難さをしみじみ実感。
    そういえば、11日に書店で薪能チケットを買っている人を見かけましたが、あの人は順延日に行くことができたのかなあ・・・

  8. ★amiさん
    仕事をサボってでも、薪能に行くその行動力。
    私にも欲しいものです。
    仕事の休憩が5時過ぎぐらいからあって、
    「ああ、そろそろ薪能が始まるなぁ」なんて
    思っていました。
    感想のレポートありがとうございます。
    参れなかった分、少しでも様子が分かって嬉しいです。
    その一方で、見れなかった悔しさも出てきますが(^^;)
    ★籐行さん
    確かに学生の時なら予備日も含めて、予定を
    明けていたんですけれど、なかなかそうも行かず。
    今月末は週末に休みが取れたので、
    大阪城薪能が見れなかった分、見に行こうかと企んでいます(笑)