古代の戸籍にはホクロの位置が記されている
前の記事と繋がってますが、正倉院展で純粋な興味以外に面白いと思ったもの。「続修正倉院古文書第十一巻 山城国愛宕郡計帳」です。徴税のための戸籍台帳なんですが、
戸主 奈世麻呂 年伍拾歳 正丁 右頬黒子
男 秦倉人弟君 年貳拾参歳 正丁 頬黒子
弟 秦倉人真人 年肆拾伍歳 正丁 右頬黒子
男 秦倉人大君 年拾壹歳 小子 下唇黒子
姪女 秦倉人意止賣 年参拾玖歳 丁女 右眉黒子…
と、こんな感じで記されてます。戸主との関係・姓名・年齢・性別・年齢による区分、そして最後はホクロ?
個人を識別するための特徴として、ホクロの位置が書かれているんです。ツレと二人、「ホクロ台帳や~!」と喜んでました(←バカ)
もっともホクロだけに限られたわけではなくて、中には「右頬瑕」なんてのもありましたけれどね。パッと見て照合の材料になる外見的特徴、ということなのでしょうけれど。
このホクロの台帳は有名ですよね。
と、実にあっさり見も蓋も、特に内容の無いコメントで、さらば、さらば。
★Xinyiさん
コメントありがとうとざいます。
ホクロの台帳、知らなかったわけじゃないのですが、
実物を見て、「これがあのホクロの!」と思い、
興奮してしまったです(笑)