桜散る木の下風は

桜花

 今日は能楽部の現役生とOB・OGで、新入生を交えて花見…の予定が残念ながら雨のため中止。梅田のバイキングで食事会となりました。バイキングはとても楽しかったんですけれど、やっぱり満開の桜の下で騒ぎたかったなぁ。

 今、通勤の途中、駅までの間に大きな公園があります。歩くと気持ちが良い場所で、そこを通るのが毎朝のちょっとした楽しみ。地域の憩いの場らしく、朝からウォーキングやランニングをしている人の姿を多く見ます。スーツ姿なのは私だけ!? あまり堪能していると、会社に遅刻しそうになります(笑)

 雨が降る前の話ですが、通勤時に満開の桜の下をちょうど通った時に少し強い風が吹いたので、ハラハラと私の上に花が散りかかる、なんてことがありました。桜は咲いているのを見るだけでも嬉しくなってしまいますが、散る花の美しさを改めて見せ付けられた感じです。

桜散る木の下風は寒からで。空に知られぬ雪ぞ降りける 貫之

 『和漢朗詠集』より、紀貫之の、散る花を雪に例えた和歌です。なんかちょうど私の体験に重なったので引用してみました。

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柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

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2件のフィードバック

  1. 美弥斗 より:

    先日はありがとうございました!!また、ぜひとも飲みに行きましょうd(^^)b

  2. お、コメントありがと~。
    うん、絶対飲みに行こうね。