2005年7月6日(水)20時開演 於:京都ブライトンホテルアトリウムロビー
★金剛流半能『鞍馬天狗』
シテ=金剛永謹 地頭=種田道一
笛=左鴻泰弘 小鼓=曽和尚靖 大鼓=石井保彦 太鼓=前川光範
京都ブライトンホテルが毎年恒例で催しているという、1ヶ月連続で催されるリレー音楽祭の一環としての能の上演。ちなみに無料。京都が遠くなければ、ほかの日も通いたいような内容です。
本家サイトの掲示板で、mushi8さんに教えていただいたものですが、ネックは開演時間。兵庫県在住者には京都で20時開演というのは辛いのです。しかし、前々から京都の友人の家に泊まりがけで遊びに行こうと思っていたので、日にちを調整して、その友人も連れて見に行ってきました。
半能というよりは、子方もいませんでしたし雰囲気的には舞囃子っぽかったです。というか、能の形式を使ったパフォーマンスという感じを受けました。せめて、シテが出てくる場所に幕があればまだしも、始まる前からシテの姿がチラチラ見えるのは少し興醒めでした。
金剛流の『鞍馬天狗』を見たのは初めてですが、白頭に白に統一した装束で、杖をついての登場。「白頭」の小書(特殊演出)なのでしょうか。全体的にテンポがゆっくりとして重々しい演技でしたが、場所によっては一転して激しい。
ただ地謡が3人だけで力が足りなかったような…。せっかくの能ファン以外へもアピールする機会だったわりには、最後のひと押しが足りないように感じた舞台でした。でも、こういう気軽に能に触れられる機会はこれからも続くと良いですね~(^^)
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