大鼓の稽古 会直前

 さて、もうすぐ会がありますので、本番前ということで稽古にも励みの出る最近です。前に奈良皮で苦戦したこともあって、打ち込み方をいろいろ工夫したら、「今日は調子がええな」と師匠に少し褒められて気分が良かったです♪

 一方で、全然ダメなのが掛け声。大鼓では「ヤ」「ハ」「ヨーイ」「イヤー」の4種類しかありませんけど、妙に力が入って、低いところから「ヤ゛~ァ」「ハ゛~ァ」(文字では上手く表せません)と出すと、「それじゃ重苦しいねん」と師匠に注意され。だからといって、力が抜けては大鼓としてはダメです。

 難しいです、掛け声…。基本がシンプルなだけに、奥が深いです。

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柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

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5件のフィードバック

  1. みゆみゆ より:

    かけ声は難しいですよね。。。
    いつも注意されます。
    気合い入れると、空回りになるし(^^;
    ちょっと抑えると、「気合い入ってるか?」だし(^^;
    前はよく「ホー」のかけ声が「フクロウみたい」と言われました(汗)
    あ、会頑張って下さいね!!

  2. かけ声、今までは比較的言われなかったのですが、
    そろそろ猶予期間が終わったのか、曲の調子によって
    いろいろ仰います。
    私の場合、力むと暗くなるのが何よりも悩みです。
    >>「ホー」のかけ声が「フクロウみたい」と言われました(汗)
    狂言『梟』(『梟山伏』)を見たばかりなので、
    つい「ホッホー」を連想してしまいました(笑)
    >>あ、会頑張って下さいね!!
    ありがとうございます!

  3. もじずり草 より:

    おはようございます。蝉時雨が今一番すごい!時間帯です。
    はじめまして。「越天楽」さんの能狂言リンクから 来ました。
    太鼓の御稽古のこと書いてあって 寄せていただきました。
    昔子供の頃 金春流の先生にみっちりオオム返しで
    テキストなしで身体で覚えるまでお稽古していただきました。
    その持ち曲?で 他人様の舞囃子の舞台の太鼓も何度か打たせていただきました。今でも 謡を詠いながら打つことができるというのは 昔の御稽古の方法が(何度も暗譜するまで繰り返す)良かったのだなと 先生に感謝しています。TVでお能を見るときも 舞の足運びと共に 太鼓が 気になったりします。

  4. もじずり草さん、はじめまして。
    コメントありがとうございます。
    …が、私がお稽古いただいているのは「大鼓」でして、
    「太鼓」ではありません(^^;) 点がない方です。
    「テキストなしで身体で覚えるまで稽古」ってすごいですね。
    もっと「頭」ではなくて、「体」で会得したいものです。

  5. もじずり草 より:

    柏木ゆげひさま
    大鼓(おおつづみ)だったのですね。「おおかわ」ですね。
    (年をとるということは こんなに字に点があるのか
    ないのかも良く見えなくなるんです。失礼しました。)
    大鼓は 昔は楽屋で火鉢に炭を起こして 革を暖めていらっしゃったのを思い出します。
    お天気のいいほうが良い音がして・・・でしたね。
    カーン!といい音がして おおかわの音は好きです。