私にはノルウェー人の幼馴染がいます。
彼が家族で来日。10年前に帰国して以来、本当に久しぶりに会えました。今日はずっと一緒にいて、たくさん話しましたが、ほとんど忘れていたような懐かしい思い出が次々と思い出され、懐かしくて嬉しくて、本当に楽しかったです。
野球(の真似ごと)をしたり、レゴブロックで遊んだり。『シティーハンター』のアニメをよく一緒に見ていたのも何故か思い出しました。
幼馴染ってしばらく会ってなくても、それがすっと埋まるような、不思議な感覚があるんですね。もちろん、お互いにいろいろ変わっているのですけれど。
彼は漢字はあまり読めないそうですが、かなの読文と会話に関してはほぼ自然に日本語を使いこなします。彼の弟妹はほとんど日本語を忘れてたので、彼に通訳してもらって話しました。
しかし、彼曰く「ノルウェーは人口が450万しかいないし、ノルウェー語と似てるし、幼いころから親しんでるから、だいたい英語が喋れる」のだそうで。私がもっと英語が喋れたら多少は自然に話せただろうにねぇ(汗) 私は普段「英語力」といったことには興味がない方ですが、実際に使う機会があれば別。かなり残念です。
彼のおばさんによるチェロの演奏もとてもステキで、聞き惚れて、なんだか時を忘れるかのようでした。実際には1曲5~7分ぐらいしかなかったんですけどね。演奏前に「10年も日本語を使っていないから、今の気持ちを上手く言葉にできなくて、音楽で」と仰ってましたけど、音楽に国境はないな、と本当に思いました。
一家で、私が能楽にハマっていることを聞いて、私も仕舞『屋島』を披露することになりましたが、最近シテ方の稽古は受けていませんし、直前におさらいだけはしましたけど、とても緊張。地謡を自分で謡いながら舞い、キツい。でも、ウケて良かったです。「カッコよかった~言葉は分からないけど」 いや、日本人でも分からないからオッケー(笑)
彼は大学の試験があるそうで、明日イチの飛行機で帰国。私も明日は朝から用事があるので、残念ながら今日でお別れ。別れる前に「ノルウェーにはいつ来る? 飛行機代はかかるけど、ノルウェーではウチに泊まったらお金かからないよ」と言ってくれました。本当に行きたいなぁ、ノルウェー。季節は夏がいいな。
でも、少しは英語を勉強してから行こう(笑) きものも持って行こうかな?(笑) と、行く予定も立ててないのに空想だけ豊かな私でした。
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