どちらにしようかな

 7日に休みが取れることになりました。本サイト能・狂言公演情報を見ると、京都で河村定期研能会夜能があります。先月はほとんど見れなくて、不足している”能度”を取り返す良い機会、河村能舞台には行ったことがないしと、さっそくチケットを申しこまねば…と思ったところ。

 ん、7日の京都? そういえば南座で桂米朝一門会があるんでした。初の生米朝さんを見る機会じゃないか! うわーどっちにしよう? ちなみに桂米朝一門会は3500円(二等席)。河村定期は4000円。

 河村定期の能は、味方健師の『鵜飼-真如之月』。『鵜飼』は前に宝生流で見たことがある(大阪青雲会、5/9)だけですが、後半が話として萎む感じを受けて、今ひとつ食指が動きません。ただし、観世流で「真如之月」の小書がつくと、ちょっと気合の入った会などで出る演目ですから、だいぶ雰囲気が変わるのかもしれませんが。

 狂言は小笠原匡師で、和泉流にしかない『腥物』。見たことがないのでちょっと興味はあるけれど…。でも、生米朝さんは捨てがたい…うーん。悩みますね。

 しかし…仮にも「能楽の淵」の管理人を名乗る人間が、管理人日記に書くことじゃないかも(笑) それに、米朝一門会のチケットがすでに売りきれている可能性もある気もしてきました(^_^;)

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柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

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5件のフィードバック

  1. peacemam より:

    おお、贅沢なことで悩んでますな(笑)。
    そうですねえ、落語に1票。チケットあるといいですね。

  2. かえで より:

    以外ですねぇ。
    管理人様はまだ河村能舞台をご存知なかったのですか?
    山本能楽堂みたいに畳敷きで、脇の後ろに椅子席があります。
    鏡板や舞台が重厚な感じで大好きです。
    2階の前列から拝見するのもよろしいかと(笑)

  3. 無名子 より:

    僕も落語に1票。生の米朝は今見ておかないと、後々悔いを残すかも知れないレベルの藝人さんです。
    能、狂言は30年も見ていれば、たいていの稀曲はかかりますから。特に関西に居れば。

  4. BALL より:

    私は能に1票(^o^)丿
    米朝さんも良いですが、せっかくの河村能楽堂での重厚な芸の味方健師の舞台も見ておくべきです。
    どこかの床紅葉で有名なお寺のように、河村能舞台も床が鏡のように黒光りのする美しい舞台です。
    幽玄ですよ~~~)^o^(
    若手のホープ、小笠原師の狂言も期待大です☆

  5. ★peacemamさん、かえでさん、無名子さん、BALLさん
    お返事ありがとうございました。
    いろいろ考えた結果、今回は桂米朝一門会に行ってきます~。
    >peacemamさん
    幸いにもチケットがまだありましたし。3階席ですけれど(苦笑)
    しかし歌舞伎を見る舞台で、
    落語家がひとりで演じるわけですよね。
    オペラグラスでも手に入れて行くべきでしょうか。
    >かえでさん
    河村能舞台は次の機会ということで。
    大江能楽堂は「心味の会」や「せぬひま」だけではなく、
    自分で仕舞を舞ったこともあるというのに(笑)
    大阪の山本能楽堂と少し似ているというのは
    聞いたことがありますね。
    >無名子さん
    初めまして、ですよね?コメントありがとうございます。
    生の米朝さんを堪能できたら、と思います。
    前の能楽教室でお見かけした、吉坊さんも出演なさるので
    それも楽しみです。
    しかし、30年も見ていれば…ですか。なんだか重い言葉です。
    能や狂言を見初めて現在6年目。
    これからも見続けることができるのでしょうか。
    >BALLさん
    初めまして。
    味方健師の能と、小笠原匡師の狂言。私も好きなんです。
    ですから、悩んだんですけれどね…。
    でも、初めての生米朝さんに傾いてしまいました。
    能は14日の「TTR能プロジェクト公演2006望月」までお預けです。