遅れましたが、阪神タイガースが優勝しました! 別に普段、野球ファンというわけではないのですが…阪神が勝つと、なんだか嬉しくなってしまうのは私もやはり関西人だからでしょうか。地元万歳!
私は大学での講義が終わった後、大阪能楽会館で催されていた大阪能楽養成会研究発表会を見に行っていたのですが、そこで会った後輩は、ずっと「阪神がいつ優勝するか気になって仕方ないんです」と言ってました。お前、能を観に来てるんやろ…?と思わないでもなかったですが、まあ、楽屋でそわそわしてらした能楽師の方もいらっしゃるようですし…(^^;)
参考:「能楽師 山本哲也 ダイアリー:優勝祝賀会?」
大阪能楽養成会研究発表会で見た演目・演者は以下の通り。開演には間に合わず、能『巻絹』のシテが、ツレの縄を解くあたりで着きました。
大阪能楽養成会 研究発表会
◆9月29日(木)18時~ 於・大阪能楽会館
★観世流能『巻絹』
シテ:山下麻乃 ツレ:多久島法子 ワキ:指吸亮佑 アイ:中本義幸
地頭:梅若基徳
笛:斉藤敦 小鼓:高橋奈王子 大鼓:山本哲也 太鼓:中田弘美
★観世流居囃子『歌占』
地頭:上田拓司
笛:飯倉一史 小鼓:成田達志 大鼓:大倉慶乃助
★観世流舞囃子『忠度』
シテ:梅若猶義 地頭:山本章弘
笛:左鴻雅義 小鼓:荒木建作 大鼓:森山泰幸
もっとも印象に残っているのは、居囃子『歌占』でしょうか。一度死んで蘇った男が、地獄の有様について語る謡が聞きどころなのですが、その謡の内容に相まって、大倉慶乃助さんの大鼓の、小鼓の成田達志師に挑むかのような姿がカッコよかったです。大鼓では珍しい、拍の間に打ち込む手も上手く決まってました。
養成会の終了後、知り合いと夕食を食べながら喋っていたら、その店の閉店まで粘ってしまいました(笑)が…阪神優勝の日ですから、大阪の中心部が騒ぎになるのは見えているわけで、早めに帰るべきだったかもしれません。
もっとも帰りに通った阪神梅田駅前は、2年前に比べたらおとなしいものでした。(2年前の阪神優勝の当日も、偶然、夜遅くまで大阪にいたのです。) それでも近くには、警備中の警察官とかいましたけれどね。
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トラバありがとうございます。リンクまで…。
もうちょっと感想つけたさないと、と焦りましたよ~!!
まさか『阪神優勝』との題名にゆげひさんのトラバとは思わず、
「あ~みんなお祭り騒ぎや~、とばっちりきた~。」と
悪戯ちっくに思ってしまいました…。
楽屋でも見所でもソワソワだったのですね♪
『歌占』は迫力ありましたね~。
成田先生かっこいい♪など思いながらみていました…。
『忠度』が舞囃子なのにエラく劇的でした。
表情がとくに。
そう思うと、皆様は面の下では、
どんな表情になっているのでしょうね。
あの日はやっぱり皆様は阪神のことを…
にしても今日も大阪は人でいっぱい!!
でした。
では、また来ます!!
タイガース優勝
阪神タイガースが、
2年振りの
リーグ優勝。
当地では優勝を逃したけど、「中日激励セール」とか市内のスーパーで開催中です(笑)。¥66って値段が多いけど、中日の監督の背番号なんでしょうね。鮎を¥66で買ってきました。
★ワカメさん
コメントありがとうございます。
まあ、TBとリンクはセットですから。
題名はもう少し捻るべきだったでしょうか(^^;)
題の割に、阪神優勝慶賀の意味は薄いですが、
野球ファンじゃない私ならこんなものでしょうか。
それにしても阪神優勝の関係で、大阪はお祭状態ですね。
養成会の話になりますが、私『忠度』はテーマとなっている
「行き暮れて木の下蔭を宿とせば。花や今宵の主ならまし」
の和歌が大好きで。私の感性のツボなんでしょうね。
ワキの旅僧が桜の木の下で、夜を過ごしながら、
シテ平忠度の霊の語りを聞いているのですが、
その桜の下には忠度の遺体が埋まっているのです。
忠度の、人生の行き暮れた「宿」が「木の下蔭」にある。
劇的でもあり、詩的でもある、
重なり合った重層的な世界に見せられてしまってます。
★Nittaさん
中部地方では「中日激励セール」ですか。
商魂たくましいことですね(笑)
私の家の最寄のスーパーはダイエーですが、
ホークス関係のセールだけじゃないんですよ。
地元だけに、オリックス応援セールをすることもあったり(笑)