ときどきテレビで見たくもない国会中継を見ることがありますけれど、国会議員の先生方ってよく「先ほど、総理が申されましたように…」という言い回しをしますよね。でも、謙譲語「申す」に尊敬の助動詞「れる」を付けるって変だな~と感じる私です(笑)
でも、「いる」の謙譲語とされる「おる」は(特に関西以西では)丁寧語としての使い方もあるそうで、「説明書がついております」「雨が降っております」という言い方は全くおかしくない。電話で「○○さん、おられますか?」という言い方も、その意味では間違いとは言えないそうです。まあ「いらっしゃいますか?」の方が誤解がなくていいでしょうけど。
自分のことでいうと、能楽部に入って後、京都風に「はる」を使って敬語表現の代用をしてしまうことがあります。「○○先輩、来はった?」というように。内輪のゆるい尊敬関係ならともかく、外で言うのはあまり良くないかも、と思いつつある最近。
敬語とは違いますが、「日本」を私は「にほん」と読みます。が、それは「にっぽん」と読むべきだという知り合いがいます。昭和初期に政府が「にっぽん」に統一しようとしたことがあったそうで、その名残か官公庁やNHKは「にっぽん」といいますけど、ラジオで愛知万博の開会式の放送を聞いてたら、天皇が挨拶で何度も「にほん」と言ってました。ミカドもそう仰せだし、やっぱ「にほん」でええやん、と思った私。
さらに日本語の話題ですらないですが、サイトのアクセス解析を見てると、時々、スウェーデンのGoogle?から”noh dvd”で検索してやってくる人がいるみたいです。きっとその方は目的の情報が見つけられず、流れて行ったに違いない。…簡単な英語表記ぐらいつけるべきかなぁ?
言葉って丁寧に言おうと思って、過剰すぎて誤った使い方をする場合ってあり、難しいですね。
正しくは無くても、"現代版丁寧語”あるいは"流行的丁寧語”とでもいいましょうか、コンビニのレジで
「1,000円から」と言う「~から」って言い回しは変ですよね。コンビニ流丁寧語とでもいいましょうか。。。
私もたまに「丁寧すぎ」をやったり、そうかと思うと敬語を忘れてしまったり、あまり他人様のことはとやかく言えません(汗)。ただ、一般人の場合、敬う気持ちがあれば自然と敬う言葉が出てくるもので、それが丁寧すぎになってしまっても微笑ましいかなという気もします。
それにしても、敬語云々でなく日本語自体が怪しくなってますよね~、最近は。
「おられますか?」っていう言い方は、やはり関西でも正統的(?)敬語とは認められていないのですか? 自分は、初めて耳にしたときに、ものすごい違和感を感じましたが、それは自分が生粋の関東人だからだと思っておりました。
最近は、なんでも「れる」「られる」をつける言い方が耳障りで、うちの職場でも若いヤツが「忠さんは、お酒を飲まれるんですか」と言いやがったんで、「飲むけど、飲まれねぇよ」って返したら、、キョトンとしてました。「そーゆうときゃあ、『お酒を上がるんですか』って言うんだよ」と、嫌味なジジイになりました。
★Nittaさん
コンビニ流丁寧語、というか、
「ファミコン(ファミレス+コンビニ)言葉」という命名が、
テレビで紹介されていました。
Googleで検索しても、いくつも出てますね。例えば↓です。
http://www.geocities.jp/cima120/sonota/s.famikon.html
「○○円から~」とか「○○の方」」という言い回しを変だと思っていても、
自分も口を開けばつい言ってしまうことがあって、嫌な思いをしてます(笑)
★peacemanさん
>>ただ、一般人の場合、敬う気持ちがあれば自然と敬う言葉が出てくるもので
そうですよね。結局は表面的な言葉よりも、言葉の中身の敬意の問題ですから。
相手に違和感を感じさせて、気持ちが伝わらないなら、問題ですけど。
自分としては、間違った言い方や良くない言い方はできるだけ
避けていきたい、とは思っていますけれど、他所で使われる言葉に
憤っても仕方ないかなとも思います。ある程度は。
★忠さん
私は関西文化のエキスパートでもないので…。
両親は関西出身ではないですし、学校では標準語教育を受けてますし。
特に敬語は、特別な言葉ですから、関西・関東の問題ではないと
思いますよ。関西・関東以外にも日本はいろいろありますし。
「上がる」-「食べる」「飲む」の尊敬語。「めしあがる」
ほう。私も初めて知りました。あまり「敬語一覧」などにも
載ってませんね。
柏木さん、掲示板からの誘導ありがとうございます。では、お言葉に甘えまして、先祖代々の大阪人(むしろ堺人かも)から一言付け足しをば(^^ゞ。
尊敬語の「はる」は京阪神ではよく使いますね。料亭の女将からお客に対して(結構正式な場面?)も、親子・友人間の会話という軽い場面にも、どこでも使えるはず…です。とはいえ、確かに他所からの方も多い会社ではあまり使いませんね。
また、「おられますか?」は少なくとも大阪では正統的敬語です。これは、標準語の「居る」を「おる」と言いますので、それに尊敬の「れる」を付けたことになっているんじゃ無いかと思います(○○ちゃん、おる?→○○さん、おられる?orおられますか?、といった具合で)。ちなみに播磨地方だと「おってですか?」と言うみたいです。これは「おられますか」の変形バージョンですね。
りんどうさん、こんにちは。
にわか関西人なので、つけ足しが本当にありがたいです。
料亭とか、「関西の伝統」っぽい場所では「はる」って言葉が
とても似合いますよね。個人的には尊敬とともに、親しみがこもる
言葉として「はる」を使いますね。少し内輪的というか。
もっと公的になると使えないかな、という感覚です。
「いる」と「おる」。私も同じ意味として使います。「いる」の方が
固い感じはしますけれど。「おってですか?」も聞きます。
播州言葉なんですね。いろいろありがとうございます~(^^)
はじめまして、上のほうで誰かが私のHPを紹介していただいたみたいで…(*^_^*)思わず書き込みしてしまいました。
ファミコン言葉・・・気になりますよね…特に私はハイヤーのや役員車のドライバーをしていたので言葉遣いが特に気になります。私は34歳ですが同じくらいの年齢の人でも言葉遣いが出来てない人・・・けっこういますよ!
★cima120さま
コメントありがとうございます。
Googleで「ファミコン言葉」を検索して、適当かと思って
紹介させていただきました。
気にはなるんですが、私にも染み付いてしまっているらしく、
バイトなどをしていると、思わず口から突いて出てくることが
あります(^^;) 言葉は変化するものとはいえ…。