能・狂言の無料公演 11月~12月

 2005年11月から12月にかけて、関西各地での無料公演情報です。より詳細が分かり次第、本館サイトの関西能・狂言公演情報に追加して行きますので、併せてご利用ください。

天河大弁財天社奉納能
◆11月2日(水)13時~ 於・天河大弁財天社(奈良県天川村)
★観世流能『殺生石-白頭』片山清司
<問い合わせ先>天河大弁財天社 0747-63-0334
新作能『庭上梅』 新島襄を讃えて 同志社創立130周年記念
◆11月26日(土)14時~
 於・同志社大学寒梅館ハーディホール(京都市上京区)
★仕舞ほか 同志社紫謡会・同志社大学能楽部
★新作能『庭上梅』井上裕久
※往復ハガキに氏名・住所を記入して申し込み。締切は10月31日。
 〒602-8580 京都市上京区烏丸通今出川東入ル
 同志社創立130周年記念事業委員会事務局
<問い合わせ先>同志社大学社史資料センター 075-251-3042
同志社女子大学日本語日本文学会・学生委員会主催 狂言鑑賞会
◆11月30日(水)15時半~
 於・同志社女子大学京田辺新島記念講堂(京都府京田辺市)
★解説 ★大蔵流狂言『魚説経』茂山正邦・茂山千三郎
★大蔵流狂言『貰聟』茂山童司・茂山茂・茂山七五三
<問い合わせ先>同志社女子大学日本語日本文学会 0774-65-8676
大阪青雲会
◆12月1日(木)14時~ 於・大阪能楽会館(大阪市北区)
★宝生流舞囃子『敦盛』澤田宏司 ★宝生流舞囃子『草紙洗』當山淳司
★宝生流舞囃子『唐船』辰巳孝弥 ★宝生流能『葛城』石黒美都
<問い合わせ先>大阪能楽会館 06-6373-1726
春日若宮おん祭 松之下式
◆12月17日(土)13時半ごろ 於・春日大社一ノ鳥居影向ノ松前(奈良市)
★開口 清水利宣 ★金春流『弓矢立合』金春安明・高橋忍・金春憲和
★大蔵流『三笠風流』茂山茂
<問い合わせ先>春日大社 0742-22-7788
春日若宮おん祭 御旅所之式
◆12月17日(土)16時半ごろ 於・春日若宮御旅所御神前(奈良市)
★金春流『神楽式』金春安明 ★大蔵流『鈴之段』大藏彌太郎
<問い合わせ先>春日大社 0742-22-7788
春日若宮おん祭 後宴能
◆12月18日(日)14時~ 於・春日若宮御旅所(奈良市)
★金春流能『敦盛』金春穂高 ★大蔵流狂言『呼声』茂山千五郎
★金春流能『黒塚』金春欣三
<問い合わせ先>春日大社 0742-22-7788
大阪能楽養成会 研究発表会
◆12月28日(水)18時~ 於・大阪能楽会館(大阪市北区)
★宝生流能『経政』辰巳大二郎 ★観世流舞囃子『西王母』井内政徳
★和泉流狂言『仏師』小笠原匡 ★観世流舞囃子『白楽天』寺澤幸祐
<問い合わせ先>大阪能楽会館 06-6373-1726

 あと具体的な内容は不明ながら、狂言方大蔵流の茂山千三郎師ほかが出演する「きもので楽しむ日本の伝統」が12月に催されます。洋服だと有料ですが、着物を着ていくと無料という会です。今までは能だったり、狂言だったりした会ですが今回は…?

きもので楽しむ日本の伝統
◆12月4日(日)15時~ 於・祇園新地甲部歌舞練場(京都市東山区)
★きもので楽しむ日本の伝統 出演:茂山千三郎ほか
※郵便番号・住所・氏名・年齢・同伴者(1名まで)の氏名、当日着物か洋服かを明記の上、往復はがきで申し込みが必要。締切は11月12日(消印有効)。
 宛先 〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入 京都産業会館5階
    (財)京都和装産業振興財団
<問い合わせ先>(財)京都和装産業振興財団 075-211-0015

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柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

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5件のフィードバック

  1. NAKA より:

    おはようございます。
    12月1日,会社の休みがとれたので,
    大阪青雲会の能を観にいってきます。
    ただ,その前に,ストーリーのチェックは
    しておいたほうが良いですよね?
    おすすめの本,柏木さんのブログで,
    チェックさせていただきます。

  2. NAKAさん、おはようございます。
    12月1日の大阪青雲会に行かれますか(^^)
    そうですね、能の謡や演技はあまり具体的ではないので、
    あらすじなどは、予めチェックされた方がより楽しめるかと
    思います。
    このブログの本家である「能楽の淵」
    http://funabenkei.daa.jp/
    で、いろいろ紹介しておりますので、
    良ければ参考にして下さい。
    能楽堂に行く時
    http://funabenkei.daa.jp/miru/ikutoki.html
    予習は必要か
    http://funabenkei.daa.jp/miru/yoshu.html
    能についての本
    http://funabenkei.daa.jp/books/book1.html
    能の曲の本
    http://funabenkei.daa.jp/books/book3.html

  3. NAKA より:

    柏木さん,ありがとうございます。
    上記情報,拝読させていただきます。感謝!

  4. マリア より:

    11月23日、大阪能楽会館の「梅基曾大会」を親子で観に行ってきました‥が、詳しく調べていかなかったので、観ているのがかなりしんどかったです。特に、「素謡」は、初めてでしたので、聴いていて戸惑いました。やはり、予習というのは必要ですと改めて感じました~。この演目を見たいと言う前に、ゆげひさんの「知っておいた良い事」をもっと、ちゃんと見ていけば良かったわ~12月4日の「梅楢会」では、今回の失敗を生かそうと思ってます。それと、子供づれに限らず、突然の退席なども考え、出来るだけ出口に近い所が、ベストだと感じました。(今回は一番前の席でした)再度、ゆげひさんのページを見て、勉強させて頂きまーす。

  5. 梅基会大会というのは、梅若基徳さんに習ってらっしゃる、
    お素人さんたちの発表会(素人会)ですよね。
    素人が能全てを演じるのは大変ですので、
    謡だけを聞かせる「素謡」、地謡数人だけを連れて舞う「仕舞」、
    それに囃子の入った「舞囃子」といった略式が多く演じられます。
    略式の場合、部分演奏なので、演劇としてよりも
    技術的なことが表に出てくる傾向があると思います。
    大阪梅楢会定期能は、
    プロによる公演(素人会に対して玄人会とも)です。
    次回は能が『自然居士』『遊行柳』『猩々乱』、狂言『附子』ですね。
    『自然居士』は能としては、セリフのやり取りが主体で
    非常にドラマチックな能なので、楽しんでいただきたい曲です(^^)
    参考になるかは分かりませんが、私が前に『自然居士』を
    見た時の感想です。あらすじなども書いてます。
    http://blog.funabenkei.daa.jp/?eid=275413
    『遊行柳』はシブい曲ですが…私も見たことがないので
    あまり申し上げられることはありません。
    『猩々乱』は、ドラマよりも「乱」という特殊な舞を見せるのが
    メインの曲です。最後に「足元はよろよろと」とする場面などを
    見て、楽しいな、めでたいなと思っていただければ(^^)
    狂言もありますが、
    『附子』は狂言の代表として紹介されるような基本の曲です。
    http://funabenkei.daa.jp/kyogen/busu.html
    であらすじ紹介などしてますが、マニアックなことを書いているので
    そんなことよりも素直に見ていただく方が良いと思います。