みゆみゆさんのブログで、瀬戸内寂聴さんの「世阿弥の佐渡を歩く」という番組が放送されているのを知って、ビデオテープを用意して予約をセットしていたところ、偶然、目に入ってきた番組に見行ってしまいました。
その番組とはNHKスペシャル「新・シルクロード」第10集・西安。
中国の陝西省西安市はかつて「長安」という名前で、王都が置かれた街です。最も栄えたのは唐王朝時代、有名な玄宗皇帝(即位712-756)の治世下のことでした。その時代に、日本から長安にやってきた一人の遣唐留学生・井真成。彼を主役に、西安の過去と現在と未来を紹介した番組でした。
日本古代史をやっている私には、唐はもっとも馴染みのある中国の王朝です。日本の平城京でもデカイなぁと思っている私には、その数倍あった長安城のスケールには思わず圧倒されてしまいますね。ちょうど今日、大鼓のお稽古で『楊貴妃』を終えたところだったものですから、「玄宗皇帝の時代」なんて言葉にもクラクラ来てしまいます
井真成に関しては、前に「帰れなかった遣唐使」と題して、墓誌を見に行ったことを少し書きましたが、すっかり印象の強い歴史上の人物となりました。「新・シルクロード」の番組内で、井真成の役を演じられた堺雅人さんが、また良いんですよ 涼しげで勤勉そうな好青年って感じで。遣唐使装束で西安市内を歩く堺さんに、市民の人たちが好奇心の視線を向けてましたけれど(笑)
ついついこたつの暖かさと、夕飯を食べた後の満腹感に負けて、後半ちょっと見ながら寝てしまったのが残念なばかりです。私が見たのは再放送ですが、再々放送ないかしらん?
普段テレビをあまり見ない私ですが、時々見るときはほとんどがNHK…。私の興味を引く番組って、主にNHKが作るんですよね。だから私はNHK大好き(笑) 受信料問題とかいろいろあるんでしょうけれど、これからも私の好きな方向の番組作りに励んで欲しいものです。
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