住所:奈良県桜井市三輪1422
腹ごしらえを終えて、やっと大神神社です。日本最古の神社ともいわれ、後ろにある三輪山自体を神体としていて、本殿がないのが特徴。というか、三輪山を拝むために拝殿その他が設けられているという方が正しいです。
大和には神奈備山(かむなびやま)と呼ばれて、神が宿るとされる山がいくつかありますが、その中でも特に有名なのがこの三輪山です。山に生い茂る木々は一木たりとも生木は伐られず、神宿るものとして大切にされているそうで、いかにも古代めいていますね。
何より良かったのが、二の鳥居を抜けて拝殿に至るまでの木々に囲まれた道。なんと言えばいいのでしょうか、清浄の「気」というか。kitolaさんからいただいたコメントの言葉をお借りするならば、それまでとは「空気が変わる」のです。
伊勢神宮も木々に囲まれた道があるという点では似ているのですが、あちらは整理されていて、なんだか違うのです。三輪の自然な清浄さ、これは大神神社ならではのものではないでしょうか。私は神道の徒ではないのですけれど、こういう雰囲気は大好きです。
この参道脇に、能『三輪』に登場するという衣掛の杉があったらしいのですが、これは見逃してしまいました。…ぬかったなぁ 能・狂言繋がりでは、毎年4月10日に春の大神祭後宴能として、狂言『福の神』(三輪明神バージョン)および能『三輪』が奉納されています。
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