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私がよくするのが会場の能楽堂へ電話して予約、という方法。私の経験上、当日に受付で名前を言って、そこでお金を払う形が多いです。学生券の場合は学生証を忘れないように! 能楽堂の電話番号は「関西の能楽堂」に載っている通りです。 以下余談。私はよく、ギリギリの数日前に電話して前売料金で買ってます(苦笑) 東京では早々と売り切れる能会もあるそうですが、関西では売り切れはあまりないみたいです。立ち見が出ようが、入るだけ入れろってのが関西風なんでしょう、きっと。…関西で能・狂言がマイナーなだけ、とは考えたくない(-_-;)
その公演の主催元に電話する、という方法もあります。ただ、ホール能で企画会社や自治体などが主催の場合は別として、「○○定期能楽会」といった名前の場合、実際にはその会に属する能楽師や狂言師の個人宅であることも多いので、その点には注意してください。常識的ならば問題はないでしょうけれど。逆にもしかしたら、演者本人が応対してくれるかもしれません。そう考えると、ラッキーですね。 自分の住所氏名と、欲しいチケットの種類・枚数をいうと、チケットを送ってもらえるわけですが、先にチケットが届いてから振り込みをする場合と、先に振り込み用紙が送られてきて、振込確認後、チケットが届く場合があります。その辺りの確認はしっかりと。 このバリエーションに入るのでしょうが、ホームページを公開されている能楽師や狂言師の場合、メールで問い合わせができる場合もあります。詳しくはそれぞれのサイトを確認してください。
最近は「チケットぴあ」などのプレイガイドで取り扱っている能・狂言の公演も珍しくありません。ただし、それぞれの割り当てがあるようなので「○○では売り切れたけど、□□ではまだ残ってる」といった現象も起こるそうです。また、能楽堂や主催元よりも、売り切れが早い傾向があるみたいです。 私も最近、コンビニに置いてある「チケットぴあ」や「ローソンチケット」の端末を使って能や狂言のチケットを買うことがあります。便利で、愛用してしまいそう。
あとは少し裏道っぽいですが、自分のまわりに能や狂言を習っている人がいるのでしたら、その人に頼むという手もあります。もちろん、その習っている師匠が出演される舞台に限られますが。
公演によっては座席の別がある場合があります。その場合、どのチケットがどの辺りの席に対応しているのかは公演ごとに異なります。 正面席は舞台を正面から見るわけで、一番高い値段設定にされていることが多いです。 脇正面席は正面席よりは値段が低く設定されますが、舞台を横から見ることになり、割と通にはここを好む人も多いようです。ただ、橋掛かり(舞台と幕の間の、渡り廊下部分)での演技の時は首を捻らなきゃダメなのが、ちょっとだけ残念ですが。 中正面は一般的に人気がありません。なぜなら舞台を観るのに角柱(右の図の赤い柱)が邪魔になることが多いからです。しかし、別名を目付柱ともいうように、能面をかけた状態で視界が著しく制限された演者が舞台上の位置を確認するために非常に大切な柱なので、なくす訳にもいかないのです。能楽堂によっては、取り外しがきくので、外されることもあります。 このほかに二階席がある能楽堂もありますが、一番前に座らないとほとんど舞台が見えないということもあるので、注意が必要です(特に京都観世会館の2階席は、一列目に座らなきゃ…大阪能楽会館の2階席は良いんですけど)。 (2004/03/30) |
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