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奄美群島でのみ作られている、サトウキビを原料にした黒糖焼酎。 『平家物語』にて平家打倒の企てが露見した結果、俊寛僧都が流された島が「鬼界ヶ島」です。能では『俊寛(喜多流『鬼界島』)』という演目となっています。同じく流刑になった康頼・成経と桶の水を酒といって酌み交わしますが、都からの赦免状には俊寛の文字だけがなく、一人だけ島に残されたのでした。 この俊寛の流刑地「鬼界ヶ島」が現在の何処であるかは分かっていません。もちろん、この「喜界島」の製造元がある喜界島(鹿児島県大島郡喜界町)も候補地のひとつなのですが、同じく鹿児島県の硫黄島(鹿児島郡三島村)も候補地であり、俊寛が晩年を過ごしたという「俊寛堂」が復元されたり、歌舞伎役者の中村勘九郎さんによって俊寛を主役とした歌舞伎『平家女護島』が演じられたりと、近年、売込みを強めているようです。 舞!組曲のNittaさんから情報および写真提供いただきました。 (2005/01/24) |
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