十二世江崎欽次朗先生のお話
昨年(2015年)12月20日に大阪大学にて催されました能楽学会の第25回能楽フォーラム「福王流の歴史と芸風(1)―播州江崎家の伝承から―」の後半。
第二部「江崎家における伝承とその芸風」(江崎欽次朗先生[福王流ワキ方]、聞き手:中尾薫先生[大阪大学准教授])のレポートマンガです。描いてくださったきょうらんさんのご好意で、転載させていただきます。
前半、第一部の内容は前回の記事「能楽フォーラムでの発表をマンガにしていただきました」にアップさせていただきましたので、まだご覧になっていない方は是非ご覧くださいませ。
こちらも能楽フォーラムの共催だった大阪大学演劇学研究室のfacebookページにシェアされています。
次回の能楽フォーラムは福王宗家について特集です!
きょうらんさんも、最後に描いてくださっていますが、次回の能楽フォーラムが「福王流の歴史と芸風(2)―福王茂十郎氏に聞く―」と題されて、3月2日(水)に予定されています。
福王流の歴史と芸風(2)―福王茂十郎氏に聞く―
2016年3月2日(水)13時30分~17時(開場13時)
会場:大阪大学豊中キャンパス21世紀懐徳堂スタジオ(大阪大学会館内)
第1部【報告】
「福王家歴代点綴」恵阪悟(帝塚山大学講師)
「真名謡について」大谷節子(成城大学教授)
第2部【この人に聞く】
「福王家における芸の継承と芸風」福王茂十郎(福王流十六世家元)
聞き手 天野文雄(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長)
会費:500円(資料代) ※能楽学会会員は無料
主催:能楽学会
共催:大阪大学文学研究科演劇学研究室
申込・問合先:大阪大学中尾研究室 06-6850-5125(水・金の13時~17時)
福王流十六世家元・福王茂十郎先生をお招きしてのインタビューのほか、研究報告が2本。天野文雄先生や大谷節子先生は、関西を代表する能楽研究者ですので、私もとても楽しみにしています。詳しくは能楽学会の公式サイトをご覧くださいませ。
能楽(能と狂言)の魅力、と言っても、さまざまなものがあると思います。プロの演者たちが舞台で披露される芸を観て楽しむことはその中心にあるものでしょうし、稽古を受けて芸を披露する楽しみも大きなものがあります。それらの魅力に、私はもうひとつ、深く知ったり追求して研究する楽しさもある、と個人的に思っています。
きょうらんさんも最初に描いてらっしゃいましたが、学問とか研究というと身構えられる方もいると思うだけに、こうして親しみやすく描いていただけることはとても嬉しいです。改めてきょうらんさん、ありがとうございました。
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