三川泉師と観世豊純師の訃報

能楽界は訃報続き

能楽の宝生流シテ方で、品格のある芸風を持ち味として数々の名舞台を創出した人間国宝の三川泉(みかわ・いずみ)さんが13日午後0時28分、心不全で死去した。(中略)

庄内藩(山形県)の大名・酒井家お抱えの能楽師の家に生まれ、少年時に宝生流宗家の十七世宝生九郎重英に入門して初舞台を踏んだ後、名人として知られる野口兼資に師事した。
能楽の宝生流シテ方、人間国宝の三川泉さん死去(読売新聞2016/2/16)

観世豊純さん(かんぜ・とよすみ=能楽師観世流小鼓方十八世宗家、本名宮増純三〈みやます・じゅんぞう〉)が18日、膵臓(すいぞう)がんで死去、81歳。(中略)喪主は長男観世新九郎さん。

観世豊純さん死去 能楽師観世流小鼓方十八世宗家(朝日新聞2016/2/18)

1日には宝生閑師と石井仁兵衛師が亡くなられたばかりなのに…ご冥福をお祈りいたしつつも、ただただ狼狽するばかりです。

Pocket
LINEで送る

柏木ゆげひ

大学の部活動で能&狂言に出会ってから虜→現在は会社員しながら能楽研究の勉強中。元が歴史ファンのため、能楽史が特に好物です。3ヶ月に1回「能のことばを読んでみる会」開催中。能楽以外では日本史、古典文学などを好みます。

オススメの記事